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これ買う価値あるかなぁ? 生活でも役立つ「減価償却」

 

簿記がわかってしまう魔法の書

簿記がわかってしまう魔法の書

 

 

最近 経営や財務に関心を持っていて、ついに勉強を始めました。

そのなかでも気になったのが減価償却

父の確定申告を手伝う中で、いつも減価償却という項目が気にかかってました

” 年々 価値が下がっていくのでそれを計上する”

”取得原価を耐用年数で割る”

な、なんで割るの?

減価償却って何?

減価償却というのは高いものを一気に計上してしまうと

業績が悪く見えてしまうので、分散しようよという

費用分散術なんだ!

 

例えば 

会社のA社長が 社用車用に200万円の車(資産)を買うとします

そしてその年度末にA社長は退任し、B社長が就任しました。

もし減価償却という指標がなければ、その年の決算書(成績)に

一気に200万円という大きな出費が乗っていまい

赤字に見えたり、金使いの荒いA社長だったんだとなります。

B社長は車を使うのに、費用は負担してくれない…不公平が生じてしまいます。

 

じゃあ、そのモノの取得原価(買った金額)を

耐用年数(使い切れそうな期間)で割って、その額を

年度ごとに負担して、業績のバランスをよくしようよ。というのが減価償却費になります。(定額法を基準に書いていきます)

200万円の車が5年使えるとしたら

減価償却費=取得原価÷耐用年数 なので 200万円÷5年で

減価償却費(定額法)は1年目…2年目…etc  40万に均等に分散されます。

社長が変わっても、業績には均等に負担が分けられてるので、不公平はありません

(会社の立場で考えれば)

 

しかし、ここで疑問が浮かびました。

でも最初の1年目では実際に現金などで買ってるよね?

2年目からは実際に支払うことはないよね?

投資額はどう回収するの?

 

それは、減価償却資産(車や設備機器)で毎年いくらか稼いで

少しずつ耐用年数の終わりまで回収していく形になります。

もし社用車で(ここでは費用は除くとします)毎年50万ほど稼ぎに漕ぎつけていれば

毎年50万-40万(各年度の費用)=10万円の利益を出し続けて

投資額を回収できてることになります。

逆に費用として40万支払ってる資産で、20万しか稼げなかったら

20万の損失が出て、稼げると思って購入(投資)したのに損が出てるということになります。

 

 

さぁ、とんでもなく前置きが長くなってしまいましたが

何を言いたいかというと

買う価値があるかどうかという時に

減価償却という概念が役立つと思うんです。

 

どう生活に落とし込む?

 

単純に言えば、これを買って、この価格以上の資産や利益を出せるかな?

と考えます

 

たとえば4万円のスーツ一式を買うとして、

仮に5か月の期限を設けます。

月々の会計上の負担は40000円-5か月=8000円となります

なので月々に、

そのスーツで8000円以上の利益が出せるか?と考えます

たいていの会社は社内であってもスーツを着ないと仕事が出来ません。

営業ならバッチリスーツで決めてないと契約が切られる場合もあるでしょう

業種によって違いますが、スーツとお給料は密接にかかわっています

スーツのおかげで社内や取引先の評価が上がり何十万と稼げることにもなります

と考えると、買う価値は十分にある。

 

買う価値を考えるときには

時間的(労力)・精神的(楽しいか癒しになるか)・利益につながるか

と考えます。(ほかにもありますが、人によって欲しい価値は異なります

スマホは連絡の必須アイテムだし、情報を獲得できるし

インターネットを利用すれば人脈が増えたり、副業もできるかもしれない

 

そのモノでどれだけ利益を生めるかを考えると

買う必要があるかどうか見極められます。

 

自分はよく本を買ったりしますが

読まずに終わることが多くあります

「資金獲得につながる知識や手法が書かれている本を読まずに、置いている」

となれば、ただの損失になります。

「600円の本を買って読んで、その知識を実践して、5000円獲得出来た」

となるなら十分 買えますし、読む価値があります

 

この本で、このバリカンで現実的な利益を出せる可能性があるか?

1300円の簿記の本は習得できれば経営状況や財政理解につながって仕事のスキルが上がるだろうと考えて買ったり、

英語の本は、もし語学が堪能になれば自分の価値が広がると思い買ったり、

バリカンは不潔だと思われて面接で落とされたら危ないし、髪型の不潔さで人に不利益を与えたりするし、美容室や散髪では費用が高いし、場所や時間も限られる

だから買ったほうが損失をおさえて利益が生まれる…と買ったり

 

減価償却費は自分の実情と状況、目指している目標を理解するきっかけにもなるので

役に立つ指標だと思います。

 

減価償却費という概念を知れたので、今後はモノを買う時に

それでどのくらいの価値や利益が生めるのかと考えて買ってみます。

まずは読めてない本を読んで、知識を実践して利益につなげなきゃ…笑

憑依されたのかってぐらい本買ってる場合じゃないわー!!(中古本ばっかり)

 

ここまで読んでくださりありがとうございました!!